miyu さんからのお便り

わたしにもちょっとした体験談があるのでお話します。商品のことより、契約までのやり取りが執念深かったのです(笑)。はっきりいってこの会社、商品とか自体は別に悪徳ではないと思います。まあ、イヤなひとはイヤですが(笑)。このひとが特別だったんだな、なんて思います・・・・・・(笑)。

あれはわたしが高1の頃だったと思います。家に一本の電話がかかってきて、独りだったのでわたしが受けました。その電話はありがちな、大学受験のための教材を進める内容の
電話でした。早く切りたいなあ、と思いつつも、いろいろな質問をむこうからしてきて(しかも商品やそれに関連する話題ではなく、なにが趣味?とかくだんないことです)それに応えるというパターンを繰り返しているうちに、相手がめっさ馴れ馴れしくなってきました(笑)。

まあ、その相手は優しそうなおばさんで、好感が持てる話ぶりだったし、だんだん意気投合というか、仲良くなってしまったわけです(笑)。むしろ、断る隙などなかったです(笑)。家に来ることがもう当たり前に決まってるかの話の運び方でした。

お母さんいついるのかしら」
いや、殆どいませんねー。日曜しかお休みでないですから。」
そっか、じゃあ日曜日にしよっか〜(勝手に決めてる・・・)」
ん〜〜でも、きいてみないとわかんないし・・・・・・」
やだ〜気に入らなかったら資料おいて帰るだけだしー。miyuちゃん○○大めざしてるんでしょ〜?ぴったりだとおもうんだよね、おばさんも・・・。だから是非話きかせてあげたいのよぉ(聞いてもらう、じゃねえのか?)」
うーん、絶対無理に売りつけないでね?あたしが怒られちゃうんだからさ。」
勿論だってば〜じゃあ、行く前に電話するから、もし都合悪くなったら云ってくださいね〜も〜おばさんmiyuちゃん気に入っちゃった。miyuちゃんに会えるの楽しみにしてますよ」

てなかんじで、もともと八方美人で優柔不断だった高1のわたしは、そのおばさんに情が沸いちゃって(笑)、アポを取らせてしまいました。当日までに、わたしは親に話しておきました。親は案の定いやそうな顔をしてましたが、あんたが興味あるなら、まあ本当にいいものだったら一応考えてみるけどね?塾行く気もなさそうだし。と、了解してくれました。

そしておばさんは夕方の6時ぐらいにやってきました。玄関でわたしと母が聞き手になり、おばさんはファイルを開いて熱弁。受ける大学の教科に合わせて、教材をチョイスできる、ビデオのセットを中心にした教材でした。説明を聞くと、結構よさげで(爆)、ちょっと欲しくなりました。

しかし母は何度も

ん〜でもねー・・・この子中学の時もこういう訪問販売の教材買って、あんまり受験に役立たなかった前科者なんですよね〜〜(苦笑)」

と、何を説明されても否定的な返事しかせず、やっぱりいやそうでした。

するとおばさんは自分の子供の話とかをしはじめ、自分の子供が障害者で・・・・・などと言い出しました。同情した母はつられて教材とは関係ない井戸端会議的ノリの話に流されていきましたが、今度はわたしが逆にうんざりしてきてしまったのです。とにかくもう帰れ、と思いました(爆)。

すると、夜8時半ごろ、一本の電話がかかってきまして、母はおばさんと話中だったので、わたしが電話を取りました。二十代後半ぐらいの男性でした。

もしもし、○○の△△と申します、お世話になっております。あのぉ・・・もしかしてN村、まだそちら様にお邪魔しておりますでしょうか・・・?」

はい、いますよまだ。

えっ(苦笑)!!!たた、大変申し訳ございません!あの、大変失礼ですが、できたらN村にお電話代わって頂けませんでしょうか・・・(かなり申し訳なさそう。てゆーか驚いてる(笑)」

そしておばさんが「あら!すみませんね〜」と電話に代わり男性と「はい、はい、すみません・・・・」などと話して切ってしまいました。

長くいすぎて怒られちゃいました☆」

と悪びれる様子もなくおばさんは玄関に戻って再度つづけた。母も玄関に座って何時間も相手をしていました。夜10時ごろになって友達から電話がきたので、わたしは自分の部屋で0時すぎまでしゃべっていました。電話を切り、まさかもういないだろと思って玄関へ行くといる!いるぅぅぅ(泣)!しかも知らないうちに父まで玄関にいて、三人で話してました。わたしが、心配そうに見ていると、

明日学校だからもう寝なさい。あとはうちらが話し合うから」

と、寝かせてくれました。

翌日、朝おきてから、どうなったかを聞いてみると、なんと朝の5時までいたらしいのです。しかも、夜中になってやっと「いい加減あんた非常識ですよ、電車もうないからタクシーで帰りなさい」ということを優しくいったら、「タクシー代がないんです」とおばさん。「じゃあ朝までうちにいる気なの?」というと涙ぐんで身の上話をしだしたそうです。

もういい加減帰ってほしいのと、ちょっとかわいそうになってしまったうちの母は、自分がやっている保険会社のパンフをもってきて、じゃあこれいいわよ(笑)と、保険のおばちゃん攻撃(笑)!すると、保険に入ってくれることになったらしく、マジでかわいそうになったうちの親はとうとう契約してしまいました。てゆーか、わたしが悪いんですけど、正直、ここまでねばるおばさんも滅多にいないのでは(笑)?と思いました(笑)。

このオバさん、きっと長居の常習犯に違いないですね。

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