kim さんからのお便り

先日、私の友人から「コンピュータの販売を持ちかけられたので相談にのって欲しい」と連絡がありました。それで、友人とその話を持ちかけた人と私とで一度会うことになりました。

ある飲み屋に行ったのですが、そこにいたのは女性でした。最初にいきなり何らかの端末のパンフレットを見せてきました。みると、かもめサービスの端末のような感じです。この時点で、悪徳度90%です。悪徳探知機始動です。そこからは、「過去に似たようなことで悪徳商法があった」など牽制球を投げながら会話を進めていきました。

しかし、話を聞いてみると別におかしいところはありません。内容としては

  • 会員制のオンラインショッピングで、非会員でも利用できるが会員の方が値段が安い。
  • 入会金8千円を払えば無期限で使える。月額は未定。
  • もとはアメリカの企業だが、日本ではニフティーと提携する。
  • 基本的にはインターネットであり、先の端末はインターネット環境を持っていない人のために無償で提供するものである。
  • インターネットに接続できる環境があれば特別なハードなどはいらない。

等です。

この手の商法はアメリカではよくみられるものです。無料PCと同じようなものです。無料PCだと、インターネット接続やオンラインショッピングの最低利用額が定められていますが、こっちにはありません。ニフティーがからむとあって、私の中での悪徳度はぐっと減りました。

それでも、今までの経験上油断はできません。そこで、私は思いきって聞きました。「日本でのその親会社はどこ?」驚愕すべき答えが返ってきました。「ニュースキン」。悪徳度200%です。レッドゾーン振り切りました。その後は、なるべく当たり障りのない会話を続け、時間を適当に見計らって店を出ました。

店を出てその女性と別れた後、私は友人にこの会社はやばいということを告げました。友人は、この話はよくわからないけど怪しそうなので私に相談したとのこと。実に正しい判断です。私も今までの経験と知識で一人の大切な友人を救うことができました。

私にとってラッキーだったのは、その場にいわゆる幹部クラスの人間がいなかったことです。本当は同席するはずだったのが、用事が入り来れなくなったとか。しかしこの女性、アムウェイとは違うとさかんに主張していましたが、どう違うというのか。本人もあまりわかっていないような感じでしたが。

いや、わかっていないフリをしているのかも・・・

IBMやマイクロソフトが関わっているとか関わって無いとか、良く分からないビジネスです。

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