猿のことゆえご勘弁さんからのお便り

２年ほど前、私は山口県に在住しておりました。その頃（今でも）私は寂しい日々を送っていた（神経を病みかけてもいた）せいか、１通のアンケート葉書が目に止まりました。まあ、遊び半分で出してみるか、と思って、実際に出してみました。（サンマークのやつだったんです）

すると、数日後、部屋に電話がかかってきました。声の主はおばはんで、説明したいことがあるから、来てくれとのこと。暇していたのと、妙な期待感に（だれか紹介してくれるかな？）駆られ、つい行ってしまいました。

まあ、話はたいしたことなくて「出会いというのは大切」ということの繰り返し。「週に２−３回の紹介がある」というけれど、なんかそういうものに対する怪しさというものが立ちこめてきましたが、そのときは悪くないかもしれないと思ってました。

特に、私が気になったのは「いくら、かかるのか」その１点だけ。（実際、私の場合、その前に全く別の組織の(式場が主催する)お見合いパーティーに、知合いのツテで参加させてもらってたから、金額が安ければ契約したんですが）答えを聞いてびっくり。「30万円です。」

思わず即答しました「金がないんです。」車のローンはあるし、株式の含み損が50万円近くにものぼっていたし、そうした話をしたら「出会いというのは、金銭では計れないものです」と言われました。また、私の場合、いつ転勤するか分かったものではないという話をしたら「全国にあるから心配しないで下さい」という答え。

おまけに「脳内革命」と言う本を、系列のサンマーク出版が出している、という話をきかされて（本も借りた）とりあえず、その場はオミットしました。その時は、一瞬契約しようと思っていたのですが、知人に相談したところ、全て「やめろ」とのご託宣。本も読んでみたけど、なんか科学的というより、精神主義的なところが目につきました。

結局、本を返しに行くついでに、担当の人に断りを入れて、その場から帰りました。それでも、私が山口県にいる間、週末に何度か、サンマークの人から電話、かかりました。全て、断ってましたけど。

それにしても、よくものこのこと行って、逃げてこれたものだと、今になって思います。貴ＨＰを見る度に。やっぱり、運が強い以上に、金銭に細かいことが勝因（？）と納得してます。

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