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私がここ１カ月で体験した奇怪（痛快？）な体験をご紹介したいと思います。 11月初旬、叔父の紹介でお見合いをしました。で、結論から申し上げるとお見合いした相手の女性が何とアムウエイ信者だったんですよ！ 紹介され、とりあえずおつき合いするところまではよかったのですが、最初のデートからぶっ飛んでしまいました。日曜日のお昼に彼女の家の近くのパチンコ店で待ち合わせをしました。彼女が少し遅れて到着、彼女の指示するまま、私は自分の車をパチンコ店に置いたままにして彼女の車に乗り込みました。そこの町は彼女の地元なのでてっきり洒落たレストランでも連れて行ってくれるのかなと思いきや、車の中でいきなり意味不明の言葉を連発し始める彼女。 「私のやってる事を知って欲しい」 こういうセリフを続けざまに述べる彼女。”こいつ、頭おかしいのかな？何が言いたいのだろう？”と不思議に感じてなりませんでした。で、結局、彼女の着いた先は某市役所。狐につままれた状態で彼女の後について市役所の中に入ると ”日本アムウエイ説明会場 13：00〜17：00” という大きな貸出会議室の大きな文字！ まず「〜17：00」という時間にびっくりしました。私、昼食、まだなんですよ。この女、昼もとらせずに夕方までこんな得体の知れない会社の会議に付き合わせるつもりなんやろか・・・。その後、その会議室に入るなり先に入っていた数名の人間に私を紹介する彼女。さすがの私もついにプッツン切れました。 「ちょっと待て！ここで一体、何が行われるの？ ここにいる人達は一体誰なの？ この人達とこの会社は君とどういう関係があるの？ 何の事前説明もなく、なぜ俺をこんなところにいきなり連れて来たの？ 俺、昼めし喰ってへんねんぞ！ 17；00まで食わさんつもりか！」 私のあまりの剣幕に彼女の”お友達”が「まあまあ」と止めに入ってまいりました。恥ずかしながら私はこの日まで”アムウエイ”という企業については全く耳にしたことがありませんでした。本来なら帰ってしまいたかったのですが、彼女に”拉致”されてしまっているため、それもままならず、渋々、説明会を受講することになりました。その後、まともにスピーチも出来ない人間による洗剤のデモ、元高校教師と名乗るダイアモンド氏のどこから見てもねずみ講丸出しの説明、次々に会員の人が壇上に立ち「一緒にがんばりましょう」の挨拶の20連発・・・これはどう考えてもインチキ企業だと一目でわかりました。 その後も懇談会というのがあり、19：00にようやく２人になれました。が、夕食中もアムウエイをしきりに勧める彼女。「必ず儲かる」「環境に優しい」「一事業主」・・・。もうこれの繰り返し。そしてとどめの一言。 「11/27（金）の夕方６時に◯◯町でホームミーティングがあるので参加して欲しい」 バカか、こいつは？ おれの会社、定時が６時やぞ。第一、職場の大阪市内からそんな時刻にしかも平日に◯◯町まで行けるわけないだろう。そう言って断わると、 「休暇とれないんですか？」 ・・・もう愕然としました。この言葉を聞いた時、彼女に対する疑惑がもはや拭いきれないほど拡大されていきました。この後の電話で”鍋パーティ”のデモに執拗に誘う彼女。もう３回続けて、彼女の誘いが常にアムウエイの催し事が前提となっている以上、疑惑は確信へと変わりました。彼女が私とお見合いした最大の目的は結婚ではなく紛れも無くアムウエイへの”勧誘”のためだったのです。 彼女の話振りも矛盾だらけ。「ずっと同級生とつきあっていきたい」という割には彼女をアムウエイに引っぱり込んだ「中学の同級生」というのはこの春まで10年以上も会っておらず在学中もさして親交もなかった人間で、また、彼女がいつも一緒に旅行に行ったり日頃から仲良くしている友人も一人としてアムウエイに参加していません。 彼女の自己ノルマは「９％」だそうで、このHPの『アムウエイ特設』で勉強させていただいた結果、洗剤だとそれこそ毎月200本以上売る必要があること、また、それで雀の涙ほどのボーナスにしかならないことがよくわかりました。毎月30万円近くの商品を仕入れるが如何せん、彼女の超低級な営業能力ではとてもさばききれない。どっちにせよ”子ねずみ”を自分の下にいっぱい作らなければ儲かることなど夢物語の連鎖販売システム。多分、身近の親友に勧めて勧誘しまくった挙げ句、誰からも相手にもされず、袋小路に陥っていたところ、私との縁談を幸い、この機会を悪用しようと企んだのでしょう。 だけど、いきなり最初の最初からめしも食わさずに拉致したり、その後もアムウエイのミーティングとデートがセットになってるんじゃあ、どこから見てもバレバレ・・・。それでも執拗に「５〜６回話を聞いてもらわないとわかってもらえない」と電話をよこす彼女。さすがに私も 「いい加減にしろ！お前はアムウエイがらみでないと俺と会う気がないのか！」 と電話口で怒鳴ってしまいました(^^;)。 その後、叔父にこれまでの事情を説明、”お断り”の電話を入れました。もう叔父はびっくり仰天してました。まさしく松田優作よろしく「何じゃ、そりゃー！？」。気の毒だったのが叔母。叔母が彼女のおじいさんと昔からの知り合いであるという縁から今回の縁談を申し出てくれたのです。以前にも彼女とは何度も会ったことがある叔母でしたが、よもやそんなマルチまがいのサイドビジネスにはまり狂っているとは夢にも思わなかったとのことです。「堪忍やで〜、堪忍やで〜」と泣きそうな声で謝る叔母。無論、一番の被害者は叔母であるわけですから、私は叔母を責めるつもりは毛頭ありません。 しかし、いくら”子ねずみ”の勧誘に困ってると言っても、お見合いを利用してまでやるもんですかねえ・・。その後、叔父の家と彼女の家の交流は事実上、断絶となったようです。ああ、もう２度と見合いなんんてご免被ります。 でも彼女との一件があったおかげで”悪徳〜”のHPも知ることが出来、おかげで”マルチまがい”商法についてめちゃくちゃ詳しくなってしまいました。この事件の後、友人達との間では 私「ああ、仕事、だるいなあ。何かラクして稼げる仕事ないかなあ」 友人「あるで！ お前、アムウエイやれ。絶対、儲かるねんぞ」 という門答が流行ってしまいました(^^;)。真剣、大真面目に手記でも書こうかなあ(^o^)。 |
まるで某宗教の様な勧誘ですね(^^;。これからも、「レッツビギンやで！ポジティブや！」を合い言葉に、お仕事頑張ってください。
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