ちょこぼ頭さんからのお便り

私もAMWAYの勧誘を受けたことがあったことを思い出しましたので投稿します。私の場合、途中まで力いっぱい洗脳されてましたが、自力で復活しました。

94年の秋ころ友人から用事のついでに途中で寄りたいとの連絡がありました。そんなに仲の良くもなかった人だったので、変だな、とは思ったのですが・・・。そして、やってきた彼(と、その彼女)はしばらく仕事の話なぞをした後、サイドビジネスの説明を始めたのでした。

お決まりの洗脳トークのせいで、はっきりいって90%くらいまで洗脳されてました。が、残り10%は「ハンコだけは押すな!」と警告していたので、契約書や説明書だけ残し「必ず入会するから」と約束して帰ってもらいました。というのも、数ヶ月前にキャッチセールスに引っかかって、解約をしたばかりだったからです。結局、自分でいろいろ調べた結果「私には入って得なし」と結論しましたが、それからが大変なのは、ご存知の通りだと思います。

−私の対策−

  1. まず彼の近しい友人(AMWAY等にはなにがあっても入らないタイプ)に連絡し、「こんなことがあったんだけど・・・」と相談しました。これで現在までの彼の経緯がわかりました。
  2. 「私には入って得なし」を数字で立証することにしました。幸いにも、入会説明書があったので、
    1. 「AMWAYのシステムとこちらの得る収入の予想」
    2. 「AMWAYに払う会員継続のための料金」
    3. 「割引による利益と他者商品の比較」
    これらを計算し、
    1. AMWAYに入った場合の費用と利益
    2. このままの生活を続けた場合の利益

    を年間単位で比較した数字を出しました。

  3. 論理の組み立てをしました。
    あちらの言い分は「サイドビジネスとして儲けられる」「会員獲得をメインにしなくてもいい」ということだったので、「サイドビジネスとして本格的にやるつもりはない」を基本に、

    「入会したらお得という話だった」
        ↓
    「しかし、私の場合は数字はこうである」
        ↓
    「よって私の場合は、お得ではない」
        ↓
    「残念ながら入るメリットがない」

と進めることにしました。

私がAMWAYに疑念を持っていることを知って彼は、早速電話で説得に入りました。が、上記をもとに論破できました。相手も不承不承納得し、それから、勧誘は一切ありません。

これは、

  • 電話(一対一)であること
  • 彼が押しの弱い人間であったこと

などの諸要因の結果かもしれませんが、AMWAYに洗脳された人でも、論破は可能な場合もあるのではないでしょうか。とにかく、これでわかったことは「こういうモノに洗脳されている人間は数字に弱い」ということでした。

その数年後に別の友人の結婚式で、彼に会いましたが、なんか生気がなくなっていて、見る影もありませんでした。霊能者なら霊障が見えたかも。(^_^;)他人の理屈に身を任せて、自分を見失ってしまった人間というのは、枯れていってしまうものなのかもしれません。

理屈で説得できたってのが凄いなあ(^^;。

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