マンガに出てくる悪徳商法

ここでは、マンガの中に出てくる悪徳商法を集め、その解説などが正しいかどうかを検証します。
これ以外に見つけた方は、ご連絡いただけると嬉しいです。


AIが止まらない

作者

赤松健

出版社

講談社・少年マガジンコミックス

作品解説

雷のショックで実体化した人工知能プログラム3人組(全員女性)と、その制作者(男・学生)が繰り広げる、ドタバタコメディー。話が進むにしたがって、「ちょっとHなドタバタコメディー」になってくる。で、同一作者が、週刊マガジンに連載中の「ラブひな」は、「ちょっとHなドタバタ恋愛コメディー」。

AI Love Network − 作者によるオフィシャルページ

出てくる場所

第3巻・28〜30ページ

悪徳商法の種類

マルチ商法

シチュエーション

人工知能プログラムの一人「トゥエニー」が、パソコン通信で見つけてきた「洗剤マルチ」を、主人公に持ち掛ける。

システム

洗剤を購入し、それを他人に売ることで、1割のバックマージンが入ると言うもの。改正前の訪問販売法でも規制されている、典型的な「再販売型」のマルチ商法。再販売が出来ず、在庫が溜まるなどの問題が良く発生する。


かってに改蔵

作者

久米田 康治

出版社

小学館・少年サンデーコミックス

作品解説

妄想家の勝改蔵、鉄道マニアのチタン(下っ端)、世界征服を狙うすず様や、美人で有名なクラス委員の山田さんらが、天才塾の刺客と戦うマンガ。現在、週刊少年サンデーで連載中。

出てくる場所

第4巻・29ページ

悪徳商法の種類

マルチ商法(ねずみ講と説明されている)

シチュエーション

新入部員を集めるために、友達のいない羽美ちゃんが考え出した窮余の一策。

システム

単行本を買う人を一人紹介するごとに、原価(定価の間違い?)の5割をキックバックすると言うもの。新規会員を本部に紹介することで利益が得られると考えられるので、「販売あっせん型」のマルチ商法だろう。改正後の訪問販売法で規制されている。


TKman

作者

柴田亜美 with TK(黙認)

出版社

小学館・週刊ビッグコミック スピリッツ

作品解説

TK が、もちまえのプロデュース力(と言うより資金力)をもとに、スピリッツ・オリジナル・バンドをプロデュースする物語。

TKmanプロデュースバンド合格発表

出てくる場所

スピリッツ11月15日号・274ページ

悪徳商法の種類

マルチ商法をやっている某タレント

シチュエーション

色々と不幸に会っている有名人を、TK が応援に行くと言う企画の一コマ。


かってに改蔵

作者

久米田 康治

出版社

小学館・少年サンデーコミックス

作品解説

妄想家の勝改蔵、鉄道マニアのチタン(下っ端)、世界征服を狙うすず様や、美人で有名なクラス委員の山田さんらが、天才塾の刺客と戦うマンガ。現在、週刊少年サンデーで連載中。

出てくる場所

第7巻・147〜148ページ

悪徳商法の種類

クーリングオフ

シチュエーション

とても守れないような「約束」を強要されたチタン君が、悪魔と契約(約束)させられる。安易な契約や約束は、恐ろしい結果を招くことにもなる。

恐ろしい結果を招いた例

  • 傭兵にされエリア88勤務
  • MJ12により人類は、宇宙人の…
  • ○○先生のまんがが読めるのは、○○だけ
  • 一緒に東大に行こうね→3浪

解説

一般のクーリングオフ期間は、8日。マルチ商法に対しては、20日。マンガの中では、「2週間以内なら」と書いてあるが、それは間違い。


気まぐれコンセプト

作者

ホイチョイ・プロダクションズ

出版社

小学館・週刊ビッグコミック スピリッツ

作品解説

広告業界の裏話や、流行物のトピックスを紹介する4コマ漫画

出てくる場所

2001年11月26日号・309ページ

悪徳商法の種類

フット・イン・ザ・ドア

シチュエーション

ガソリンスタンドで、エンジンの整備のためにボンネットを開けてもらう。と同時に、オイル、冷却剤、バッテリーとセールスされ、果ては壷や絵画、先物まで売りつけられてしまう。

解説

セールスの基本に、心理学を応用した「フットイ・イン・ザ・ドア」テクニックと言うものがある。これは、玄関に入れてもらう、ボンネットを開けてもらうと言う簡単な要求から開始して徐々に要求を吊り上げていき、最後には高額な商品を買わせてしまうというテクニックのことである。普通に「良心」を持つ人は非常に引っかかりやすいので、「勧誘電話は、ガチャ切り」「不意の訪問は、門前払い」するのが基本。マンガの説明は、的を得ていて分かりやすい。

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