ためになる雑学シリーズ

しち面倒

「七面鳥(しちめんちょう)料理は、手間が掛かって大変」と言うところから出来た言葉。

七面鳥は、鶏に比べて肉質が良く美味しいが、その分、太い骨や羽を処理するのが大変である。クリスマスなどで七面鳥料理を作ると、疲労で倒れてしまいそうになることから「七面鳥倒れ」とも呼ばれ、「鳥(ちょう)」と「倒(どう)」の読みが重なって「七面倒」になった。

明治以降、政府の「国語簡略化」の流れに従って「しち」が略されることが多くなり、主に「面倒」が使われるようになった。

なお、本物の「七面鳥」は乱獲により1850年代には絶滅しており、今の七面鳥は遺伝子操作によって作られた「鶏(にわとり)」の変種である。

七面鳥(復元図)