主な登場人物


松田 昌恵(大森よし子)
小樽市出身。 北海道教育大学及び東京芸術大学音学部卒業。同大学大学院音楽研究科修了。二期会オペラスタジオ36期修了。 芸大にて安宅賞受賞。二期会オペラスタジオ修了時に最優秀賞及び川崎静子賞受賞。第3回JSGシューベルト国際歌曲コンクール女性部門第1位。第62回日本音楽コンクール入選。第4回日本声楽コンクール第1位。第5回奏楽堂日本歌曲コンクール入選。 在学中に芸大オペラ「魔笛」パミーナ、「ボエーム」ムゼッタ等のオペラに出演。卒業後、「ポッペアの戴冠」パッラデ、「修道女アンジェリカ」ジェノヴィエッファ二期会オペラにデビューした。「ドン・ジョバンニ」ツエルリーナ役で出演後、「チャールダシュの女王」スタージ役で、初のオペレッタに出演、新境地を開いた。97年には、「道化師」ネッダ役で好評をはくした。その他に、「椿姫」ヴィオレッタ、「コシ・ファン・トウッテ」フィオルディージ、「泥棒とオールドミス」ミス・ピンカートン、「ボエーム」ミミなどで、オペラに出演している。 オラトリオでは、在学中に芸大定期で「マタイ受難曲」のソプラノソロをつとめて以来、バッハ「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」、ヘンデル「メサイア」、モーツアルト「レクイエム」「ヴェスレぺ」「戴冠ミサ」、ハイドン「天地創造」「四季」、ロッシーニ「小荘厳ミサ」、フォーレ「レクイエム」など、多数出演している。 96年に演連コンサート79として初のリサイタルを開催したほか、本年6月には東京文化会館リニューアルオープン記念コンサートで「第九」のソロ務める等、国内オーケストラとの共演も多い。 二期会会員。

経種 廉彦(いだねやすひこ) (西村太郎)
東京芸術大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所修了。須賀靖和、原田茂生、U.ガルディーニ、C.メリチャーニの各氏に師事1989年イタリア声楽コンコルソにて金賞を受賞。1991年文化庁芸術家在外研修員としてイタリア,ミラノに留学。1994年文化庁芸術象インターンシップ研修員。1990年モーツァルトのオペラ「後官からの逃走」のベルモンテ役で東京グローブ座にてデビューし「音楽芸術」誌にて絶賛される。その後モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニをはじめバロックオペラからコンテンポラリーオペラまで幅広く出演。最近はオネゲル作曲「火刑台上のジャンヌダルク」(日生劇場),ヴァ イル作曲「リンドバーグの飛行」(日生劇場),ヒンデミット作曲「長いクリスマスディナー」(東京グローブ座)、リーム作曲「狂ってゆくレンツ」(新国立劇場)などコンテンポラリーオペラに続いて出演し,新聞,雑誌等で高い評価を受けている。また邦人作曲家によるオペラにも数多く出演し,團伊久磨作曲「夕鶴」,間官芳生作曲「昔噺人買太郎兵衛」,池辺晋一郎作曲「耳なし芳一」、「おしち」,原嘉裏寿子作曲「祝歌が流れる夜に」、「さんせう太夫」など日本的な様式においても音楽、演技とも好評を博す。'97年オープンした新国立劇場にはすでに四本のオペラに出演し、オープニングシリーズのヴァーグナー作曲「ローエングリン」そして池辺晋一郎作曲「おしち」、シュトラウス作曲「アラベッラ」、リーム作曲「狂ってゆくレンツ」と続いて高い評価を受けた。'99年4月には国技館において、なかにし礼総監督による世界劇「眠り王」に出演,市川団十郎他歌舞伎役者との共演を体験、常に新しい舞台に臨んでいる。5月には故郷松江にて松江ゆかりの小泉八雲の作品を取り上げ、一人芝居オペラ『梅津忠右衛門伝』をプロデュースし100分間のー人舞台を自ら演じた。『梅津忠右衛門伝』は2000年ギリシャ公演の予定。  NHK交響楽団、東京交響楽団、新日本フィル,日本フィル,新星日響、神奈川フィルなどオーケストラとの競演も多く,「第9」、「メサイヤ」、「レクイエム」などのオラトリオやソロコンサートでも活躍している。 ニ期会会員。あれ?お梅ちゃんは?