効率のよい勉強方法
側頭葉から来た情報は、約1ヶ月ほど海馬に留まっています。
しかし、何もしないでいると次のようにどんどん忘れていってしまいます。
(エビングハウスの忘却曲線)
4時間後に覚えた約半分が消えていってしまいます。
(ああ、もったいないことかな。でも、私もこれの繰り返しです。4時間ですべて消え去ることも…。
初めて出くわす英語の単語なんか、数分後に消え去って、また辞書を引くこともしばしば。)


ところが1ヶ月以内に復習すると、記憶力が増強します。
勉強において、大切なのは「復習」のようです。しかも1ヶ月以内に。
すぐに消え去るように思える私の記憶も、実は思い出せないだけで、情報としては
『海馬』に約1ヶ月ほどは留まっているようです。

留まっている間に、何度も何度も「これは大事なことなんだ!」と『海馬』に言い聞かせる
必要があるのです。それが「復習」です。そうすると、海馬から情報が整理されて、
側頭葉に移動し定着します。

また、復習の効果は同じ対象に対してのみ有効ですので、何度も参考書を取り替えるよりは、
同じ参考書を何回も繰り返す方が効果的です。



ところが、もう少し楽な?方法があるのです。
復習回数を減らしても同じ効果が現れる方法です。

それはθ
(シータ)波という脳波を出すことなんです。

それでは、一体どうすればθ波がでるのでしょうか。
それは、新しい物に出会ったり、初めての場所に行ったりして、興味をもって探索している時
には意識して出そうとしなくてもθ波が出ます。

そして、このときLTPが発生し、簡単に覚えられます。

そうです、LTPを発生させる1つの方法は「興味を持つ」事なんです。
「何をするんだろう?」「どうしてこうするのだろう?」と興味をもって課題に取り組むと、
簡単に覚えられるということです。

自分の「好きなこと」や「興味のあること」は「簡単に覚えられてしまった」という経験は
皆さんにもあると思います。その時には、LTPが発生していたのですね。
脳波 : 脳から発生する電気変化  1秒間の振動数により、次のように分けられています

γ(ガンマー)波 30Hz以上  β(ベータ)波 13〜30Hz  α(アルファ)波 8〜13Hz
θ(シータ)波 4〜8Hz  δ(デルタ)波 0.4〜4Hz

脳波が10Hzよりも低い時は、体内が活性化され血液もアルカリ性になり、体が蘇生化されるそうです。
もうひとつは、感情を伴うことなんです。「あっ!そうだったのか!」「やった!うれしい!」とか
思わず発してしまった時の出来事は良く覚えているものです。

感情は、『海馬』のすぐ近くの『扁桃体』という場所を刺激すれば生まれるそうですが、
その時もLTPが発生しているのです。

なんだか「おばあちゃんの知恵袋」のような気もしますが、そのことが科学的に証明されたの
ですから、勉強に積極的に取り入れたほうが効率的です。

さらに、「満腹時」よりも「空腹時」の時の方が、記憶力が増します。これは生命の「危機感」を
利用したものですが、「このままだったらダメだ!何とかしなくちゃ!」「今入れようとしている
情報は、生命維持の為にどうしても必要なんだ」と判断し、記憶力を高めてくれるのでしょう。
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