記憶について
意味記憶(知識等の抽象的な記憶)
思い出すのにきっかけが必要 |
短期記憶(30秒〜数分で消える)
必要な時に必要な分を一時的に蓄える
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海馬の断面図
すこしだけ記憶についてのお勉強です。
カナダの心理学者タルビングによると、記憶の種類は次の5つに分けられるそうです。
下の3つの記憶は水面下(潜在記憶)にあるという意味でブルー系を使っています。
上の2つは水面より上(顕在記憶)です。
下の階層であるほど、原始的な(生命の維持にとってより重要な)記憶でありまして、
上の階層に行くほど高度な内容をもった記憶ということを表しています。
このことは、人間の成長過程にもあてはまり、子供から大人になるにつれて発生する記憶が
下から上へと上がっていきます。
ということは、年齢と共に記憶の仕方を変えるのが最も効率的だということになります。
実際に10歳ぐらいまでは意味記憶が発達していて、それ以上になるとエピソード記憶が
優勢になるようです。
また、私の友人の中には自転車に乗れない人がいます。何度も乗ろうと挑戦したそうで
すが、どうしてもうまくいかない。「歩く方が健康のためにいい」と言いながら、近くに行くの
にも車に乗って出かけているようです。
これなどは、子供の時に手続き記憶として体で覚えておかないと、大人になってからでは
いかに困難であるかの良い例です。

そして、教科学習に関連のある記憶は主に意味記憶とエピソード記憶です。
この2つの記憶は脳の「海馬」と言われる場所に関係があることがわかっています。
「海馬」は左右の耳のあたり(側頭葉)の奥にあリます。
海馬の断面図でくさび型をした所を「歯状回」もう1つを「アンモン角」と呼びます。
記憶の情報は、側頭葉から海馬を経て側頭葉に戻ってきて、そこで保存されている
らしいのです。側頭葉 → 海馬(歯状回 → アンモン角) → 側頭葉(保存) です。
困ったことに情報が海馬の中を通り過ぎてなかなか側頭葉まで行ってくれません。
必要のない情報ならそれでもいいのですが、知っておかなければならない情報までも
すぐに消え去ってしまうかのようです。(特に私は)
ところが、側頭葉まで届かせるうまい方法があるらしいのです。
それは、LTP(long-term potentiation)を起こさせることなんだそうです。
何なんでしょうか?
情報の電気信号(シナプス電位)を強くすることらしいのです。
海馬に入ってきた情報を普通よりも強い力で押し出して、どんどん前へ押し進めて
行こうというのです。そして、側頭葉まで運んで行くのです。
ということは、LTPを起こさせる学習方法が効率の良い学習ということになりそうです。