太極拳について
太極拳は中国のすぐれた伝統文化の一つであり、中国武術のひとつでもあります。
創始者についてはいくつか説がありますが、17世紀の明代末期の武将、陳王庭が
始祖といわれています。
中国古来の呼吸法や曲伸法、中国医学の経絡説(気と血の流れ)をとりいれ、連続する円運動を特徴とする太極拳を始めました。
ですから、太極拳は運動養生として健康やお肌によいだけではなく、
精神修業的な面も多く含まれています。
●太極拳は有酸素運動
有酸素運動とは運動に必要なエネルギーに見合うだけの酸素を供給できるような運動です。
酸素が十分に供給されているので、筋肉活動のエネルギー源である糖質や脂肪は燃焼されて、二酸化炭素と水になります。
そのため、体脂肪が減って筋肉が増強し、血液の流れが良くなります。
血流が良くなるということは、お肌へも栄養分が十分に行き届くようになるということです。
その結果バリア機能も強化されますし、お肌の「くすみ」もなくなり透明感のある
きれいなお肌になります。
●太極拳は「気」のめぐりをよくします
人間の身体には、足の裏から腰、背骨を通って指先まで、1本の細い神経が通っています。
この神経を途切れさせずに指先まで「気」を伝えると、心とからだが一体化して余分な力がすべて抜けてしまいます。

これを「気」のめぐりというのですが、この時に余分な力を入れると、
この一体化した力が一瞬のうちに失われてしまいます。
それほど絶妙なバランスの上に成り立っている力なのです。
「気」のめぐりが良くなると、交感神経の緊張がやわらぎ、自然にリラックスしてきます。また練習中に、指先が微熱を感じるように温かくなることがあります。
これは「気」のめぐりにともなって、末梢の血液循環が良くなってきたことの現れです。
●太極拳は精神面を強化します
太極拳の練習中は周りの声が人の声が聞こえなくなります。それほど集中してしまうのです。
このように精神をコントロールし、集中力を養うことは仕事面あるいは日々の生活においても、
きっと大きな力となることでしょう。