【ワシントン13日共同】バイデン次期米副大統領は13日、チェイニー副大統領の招きで大統領選後初めて首都ワシントンの副大統領公邸を訪れ、選挙戦で「最も危険な副大統領」とこき下ろしたチェイニー氏と会談した。
ジル夫人を伴って公邸に到着したバイデン氏は、出迎えたチェイニー氏とリン夫人に「お元気ですか」と笑顔で握手、チェイニー夫妻の案内で公邸内を見学した。
バイデン氏は訪問後「チェイニー夫妻の丁寧で温かいもてなしに感謝している」との声明を出したが、訪問はわずか1時間足らずだった。
バイデン氏は同日、副大統領首席補佐官にクリントン政権下でゴア副大統領(当時)の首席補佐官を務めたロナルド・クレイン氏の起用を決めるなど、引き継ぎ準備を本格化させた。