健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」による出資法違反事件で、L&G被害対策弁護団(千葉肇団長)が14日、東京・霞が関の弁護士会館で被害者説明会を開き、約450人が出席した。
弁護団は「L&Gは返金に応じる意思がほとんどなく金を集めていて、当初から詐欺であると考えている」と説明。千葉団長は、L&Gの破産を申し立てることが出資金を取り戻す最善の方法とした上で「多くの方が弁護団に依頼することで少しでも被害回復が図れる」と参加を呼び掛けた。
900万円を出資し数十万円の配当しか受け取っていないという岡山県の男性(76)は「自分だけの被害でなく、10人を勧誘した。泣かせてしまった人にも説明し、参加してもらおうと思ってきた」と話した。