昨年6月に破産した平成電電を巡る詐欺事件で、警視庁捜査2課は17日、投資家7人から総額約5000万円をだまし取った新たな詐欺容疑で、元社長の佐藤賢治被告(55)ら3人(詐欺罪で起訴)を再逮捕した。
3回目の逮捕で、立件額は計約3億6000万円に上った。
調べによると、佐藤被告らは2005年8月、関連会社2社が開設した匿名組合に投資すれば、2社が平成電電に貸し出した通信設備のリース料から、年利10%の配当を得られると偽り、7人から計約5000万円をだまし取った疑い。
また、東京地検は17日、約2億円の詐欺罪で佐藤被告ら3人を追起訴した。