調べでは、原容疑者は昨年12月末から今年1月末にかけて、同保安本部(北九州市門司区)の運用司令センターにある緊急通報電話の118番に携帯電話で連絡し、無言のままだったり、オルゴールの音楽を流したりした。これにより、緊急通報の回線を占有し、同保安本部に海難かどうかを確認するための情報収集や巡視艇の出動準備を行わせるなど業務を妨害した疑い。1日に200件を超える日もあったといい、同署で動機や余罪などを調べている。
同保安本部によると、運用司令センターでは山口県西部、福岡、長崎、大分各県などからの118番通報を受け付けている。年間の通報件数は5万7000〜7万件。そのうち無言電話や酔っぱらいなどいたずらと確認できたものだけで1000〜5000件にのぼるという。
http://www.asahi.com/national/update/0329/SEB200703290002.html