外事課と刈谷署の調べでは、楊容疑者は昨年10〜12月、計約13万件の電子図面を社有パソコンにダウンロードした。社有パソコンの操作記録には、少なくとも約10種類の外部記録媒体が接続された形跡があった。
これらの記録媒体について、楊容疑者は「どぶや川に捨てた」と供述。県警が、楊容疑者を同行し、刈谷市内の自宅マンション近くの側溝1カ所と、同市に隣接する同県高浜市の川3カ所を捜索した結果、外付けハードディスクとUSBフラッシュメモリーが数個見つかった。いずれも、手で折ったり歯でかんだりして壊されていたという。
楊容疑者は、記録媒体を廃棄した理由を「アダルトビデオを取り込んだから」などと説明しているという。会社の調査を初めて受けた2月14日から、突然中国に帰国した同月16日までの間に捨てたと供述しているといい、県警は裏付けを進めている。
http://www.asahi.com/national/update/0328/NGY200703280002.html