事前説明を受ける市議選、市長選の立候補予定者と関係者=4日午後、北海道夕張市で
6人のうち、5人は夕張市外から駆けつけた。カナダで日本語放送のパーソナリティーをしている50代の男性は北海道出身。説明会出席のために帰国した。夕張は初めてで、周囲の意見を聞いて最終的な判断をするという。北海道南部の今金町に住む元郵便局員の30代のフリーターは「夕張の人に元気を与えたくて」。札幌市、帯広市からもそれぞれ30代と60代の自営業者らが参加した。
すでに市長選に立候補表明している千葉県野田市の前市議は出席しなかったが、6日に家族とともに夕張に引っ越すという。現職の後藤健二市長は9日からの市議会で進退を明らかにする予定で、後援会関係者らと詰めの協議をしている。
定数が18から9に半減する市議会議員の説明会も同時に行われ、11陣営が参加した。
市選管の板谷努委員長は「統一選、後半の部で夕張が異常な関心を持たれている。立候補予定のみなさんは現時点から身を律していただき、正々堂々、実のある選挙をお願いしたい」と呼びかけた。