株式会社アトラス勧誘体験談

ファーストコンタクト アトラスからの電話(4月9日 12:25)

家で寝ていると、株式会社アトラスの黒田さん(仮名:女性)と言う方から電話が掛かってきた。うしろでガヤガヤとうるさい電話だった。
#補足しときますが、僕は一応社会人です。

私 : もしもし、○○です。

黒田: すいません、奥様いらっしゃいますか?

私 : いいえ。

黒田: どこかへお出かけですか?

私 : 私、独身なんですけど。

黒田: そうですか。私どもは、アトラスと申しまして布団の出張クリーニングをいたしております。今回、サービスで布団のクリーニングを4枚で千円で行っています。布団の中には、ダニとかかびが住んでおりまして、普通にクリーニングしただけでは取れないんですよ。

私 : え、どちら様ですか?

黒田: 株式会社アトラスです。

私 : 電話番号を教えていただけますか?

黒田: 0471-67-8553です。今度、○○(近くの地名)に支店を開きまして、開店記念にお安く布団の出張クリーニングをしております。
布団だけでなく、絨毯や畳、網戸などのクリーニングも行えます。その場で機械で行うのですが、布団からヘドロのようなものが出てきて、皆様「こんな布団に寝てたの!?」と驚かれますよ。

私 : 布団を持っていったりしないのですか?

黒田: ええ、その場で30分から40分くらいかかりますが、持って行くような事はございません。日頃、布団とかはどうされてますか?

私 : 「どう」って何がですか?

黒田: クリーニングとか、干したりとかです。

私 : たまにクリーニングをしたり、天日に干したりですかねえ。

黒田: どの位の期間でクリーニングに出されたりしてますか?

私 : 年に一度くらいかなあ。

黒田: この機会にぜひ、私どものクリーニングをされる事をお勧めしますよ。アトピーとかアレルギーとかございますか?

私 : いや、特に無いです。

黒田: そうですか。今回の出張クリーニングは、4枚で千円となっております。

私 : 本当に千円以上かからないのですか?

黒田: はい。4枚で千円になっております。お申し込みいただければ...

私 : (話しを遮って)じゃあ、せっかくだからやってもらおうかな。

黒田: え?あ、ああ、はい。ありがとうございます。えーと、お布団のクリーニングはどの位の頻度で行っておりますか?

私 : へ?1年に一回くらいですけど。

黒田: あ、それで伺うのは、いつがよろしいでしょうか?

私 : 平日だと時間が取れないんですけど。

黒田: ええ、土日でも大丈夫です。

私 : では、土曜日の2時からと言う事でよいですか?

黒田: そのお時間ですと...、ちょうどあと一人空いておりました。良かったですね。では、お名前とお電話番号とご住所を教えていただけますか?

私 : 電話番号!?(すっとんきょうな声)

黒田: いえ、確認のためにお聞きしております。えーと、お電話番号は、○○-××××ですよね?お名前は?

私 : ○○です。

黒田: ご住所は?

私 : ○○××△△です。

黒田: それでは、土曜日の2時にそちらに伺いますので、布団を4枚と言う事で、

私 : 4枚も無いんですけど。

黒田: 4枚も布団が無くても、ざぶとんとかぬいぐるみとかでも結構ですし、空気清浄も行います。

私 : まあ、何か良く分からないけど、千円なんですね。

黒田: そうです、領収書も発行しますので。そちらに伺い...

私 : お名前は?

黒田: え?担当のですか、それは...

私 : あなたのです。

黒田: 黒田と申します。担当のものが、そちらに伺い、布団のクリーニングをいたします。お申し込み、どうもありがとうございます。

結構、一方的に話す人だった。いきなり会社の説明とか始めないで欲しいなあ。と言っても「今から勧誘を行いますが、お時間よろしいですか?」なんて聞く人はいないか。それから、こっちが申し込むと言った時、かなりうれしそうな感じだった。もしかして、初成約か?これで、黒田さんの給料もあがるってもんです。いい事をした(笑)。

聞いた感じでは別に悪くなさそうなのだが、オチはなんだろう。無理矢理5枚以上クリーニングしてから、「5枚以上は1万円」とかかなあ。もし「この布団では健康を害すので、新しい布団のご購入をお勧めします」とか言って勝手に布団を持ってかれても、5年以上クリーニングに出してないやつなので、別にいいや(^^;。

あと、電話番号以外の情報を知らない様だったので、電話帳を上から順番に掛けてたのかな?勧誘する側から見ると僕ってかなりいい人なんだろうなあ。いい人なんです(笑)。

今は防犯用(?)白黒CCDカメラが手元に無いので、隠し撮りが出来ないのが残念だ(笑)。

アトラスからの確認の電話(4月11日 08:18)

朝っぱらから、電話が鳴り響く。何かと思ったら、アトラスからだった。今度は、男性からだった。

男 : もしもし

私 : もしもし

男 : もしもし?

私 : もしもし

男 : もしもし、○○さんのお宅でいらっしゃいますでしょーか?

私 : そうです。

男 : 株式会社アトラスですけど、朝早く申し訳ありません。本日の作業内容の確認と言う事でお電話さしあげました。
本日は、お布団のクリーニングを3枚で千円と言う事で、お伺いいたします。こちらの方、お布団についた染みとかは取れないんですが、ダニとかほこりとかを、今でしたら花粉とかを、見ている目の前で集めてまいります。見て驚かれる方も多いのですが、お気に入りましたら、次回からは通常のお値段でよろしくお願いいたします。本日、通常のお値段となりますが、その外のサービスもございますので担当の方にお問い合わせください。
あと、私どもの使っております専用の機械が欲しいとおっしゃる方も、どうしてもいらっしゃいます。こちらの方、ちょっとお高くなってしまうのですが、興味がございましたら、後で担当の方にお話ください。
それでは、楽しみにお待ちください。

な〜んだ。掃除機の販売か。きっとドイツ製とかで20万円くらいするんだろうな。

あと、いつのまにか3枚に減ってる(笑)。


アトラスから電話(4月11日 14:24)

今日は、アトラスとの約束で出張クリーニングを受ける日。午後2時の約束なのだけど、来ない。と思っていたら電話が来た。声の主は、朝に掛けてきた人と同じ人。

男 : すいません。2時と言うお約束でしたが、まだ1つ前の所が長引いておりまして少々遅れます。大変申し訳ないのですが、お時間大丈夫でしょうか?

私 : 何時ごろになりますか?

男 : えー、3時から3時半ぐらいだと思います。

私 : それだと時間が無いので、また今度にしてもらえますか?

と、言う事で次の約束は25日の午後2時からと言う事になった。別に時間はあったのだが、朝っぱらから起こされて眠かったので(^^;。もう、オチが見えたのであまり興味はないのだが、まあ良かろう。高そうな掃除機も一度見とくと勉強になるだろうし。

ここで、緊急特別企画「専用機械の生産国と値段を当てようクイズ〜(パフパフパフ)」。

どこの国製の機械で定価はいくらかを書いて、題名「アトラスクイズ」でメールを送って下さい。正解者の中から抽選で1名様の方に「青木雄二」氏の著書1冊を差し上げます。

4月16日 早速、読者の方よりお手紙をいただいた

アトラスですか、懐かしいですね。
私の家にも去年の夏あたりに布団を掃除しに(掃除機を売りに)やってきました。
25日が楽しみですね。

ちなみに、私はその掃除機を大変気に入ったのですが、契約書にサインし
その掃除機と一夜を共にして、次の日クーリングオフしました。
翌日引き取りに来た販売員はぐちぐち言ってましたが、何事も無く解約できました。

値段さえ何とかなれば、大変魅力的な商品なんですがねぇ...


アトラスからの確認の電話(4月25日 08:23)

またもや朝っぱらから、律義に確認の電話がかかってきた。内容は、前回聞いたのと同じで「クリーニングの趣旨の説明と、掃除機を買いたいと言う人もいるんですよね〜」と言うもの。眠いし、何度も同じ事を聞きたくないので、ボーっとしてるといつのまにか切れていた(^^;。


アトラスから時間変更の電話(4月25日 12:16)

2時の約束を、1時から1時半の間にして欲しいと言う電話がかかってきたので、1時半にしてもらった。


アトラスから確認の電話(4月25日 13:26)

「今から伺います」と言う電話。


アトラスから確認の電話(4月25日 13:31)

「今から伺います」と言う電話。携帯からなので、クリーニングしに来る本人だろう。

それにしても、電話を良くかけて来る会社だ。すっぽかしを恐れてのこと!?


アトラスからの訪問者(4月25日 13:32)

第1部 導入編

確認の電話があってすぐに呼び鈴が鳴った。なんだか荷物を沢山持った、「伊集院光」似の金子(仮名)と言う男性だった。

金子: こんにちは。本日は、布団クリーニングにお申し込みいただき大変ありがとうございます。早速ですが、失礼させていただきます。

私 : ああ、どうぞどうぞ。

金子: 今日は、せっかくの土曜日なのに雨ですね。いつも、週末はうちにいらっしゃるんですか?

私 : いる時もあれば、いない時もありますね。休みが決まってないので。

金子: そうですか。
私、株式会社アトラスの金子と申します。

と、名刺を差し出す。

私 : どうもごていねいに。

金子: ○○さん、これなんだと思いますか?

持ってきた緑色のものを、取り上げる。

私 : え、掃除機じゃないんですか?

金子:

いえ、空気清浄器なんです。空気清浄器を持ってクリーニングに来ると言うので、皆さん不思議がりますよ。普通、掃除機を掛ける時は、窓を開けますよね?これを使ってお掃除をすると、逆に部屋の空気が良くなるんです。今日は、窓を閉めてやってみて、その違いを実感していただきたいと思います。

それで、ちょっとお水を頂いてよろしいですか?普通の、掃除機だと紙パックとかフィルターを使いますよね。これは、水がその代わりをしてくれます。

試しに動かしてみましょう。ここ(と、水容器の所を指差す)、どうなってますか?(概略図

私 : え、どうもなってませんが。

金子: 水が凄い勢いでゴボゴボ言ってますよね。この強力なパワーで空気を浄化していきます。そして、きれいになった空気がこの細い穴(と、空気排出口を指差す)から出て行きます。ちょっと手を当てて見て下さい。どうなってますか?

私 : 空気が出てますね。

金子: そうです。ゴミやチリと一緒に吸い込んだ空気を浄化して、ここから出しています。

私 : なぜ、水の中に通すと空気がきれいになるのですか?

金子: よく、校庭とかに水を撒きますよね。撒いた後、どうなりますか?

私 : へ!?

金子: 舞い上がっていたほこりとかが、無くなりますよね。それと同じ原理です。

金子: それで、これから実際にこの機械を使って、お布団のクリーニングをしていくわけですが、お布団の中には、チリのほかにダニとかが沢山すんでいます。実際にダニをご覧になった事ありますか?

私 : いえ。

金子: こんなのが住んでいるんです。

と、言ってダニの電子顕微鏡写真(白黒)を取り出す(参考写真)。

金子: これ、なんだと思います?

私 : ダニじゃないんですか?

金子: そうです。こんなのが、今、○○さんのお使いのお布団の中にいると分かったらどう思いますか?

私 : 嫌ですねぇ。

金子: そうですよね。ダニと言うのは、アトピーとか喘息の原因にもなるんです。○○さんは、何かアレルギーの様な物はお持ちですか?

私 : いえ、無いです。

金子: 全国には、ダニが原因で死亡している人が何万人といるんです。これを聞いてどう思われますか?

私 : ああ、大変ですね。

金子:

そうです、大変です。その原因が、このお布団の中にも沢山いるのです。

この機械では、フィルターが水になっておりますから、実際にどの程度ダニがいたかと言う事をご覧になっていただけます。それでは、実際に布団のクリーニングを始めてまいりましょう。

第2部 クリーニング編

金子: まずは、このノズルの所を見て下さい。毛のついたブラシが高速回転して、ゴミを浮かし吸い取ります。この毛を触って見て下さい。どうですか?

私 : かた...

金子:

柔らかいですよね!柔らかいので、お布団をいためる事無くクリーニングをする事が出来ます。

それではクリーニングします。

(普通の掃除機の要領で、布団の上をなぞる。布団は4つ折り。)

金子:

どうですか?もっと、力の要る作業の様に思われませんでしたか?とっても、軽くお掃除が行えます。

あっ!今、「ジャリ」って音がしませんでしたか?ほら、またしましたよね。あの「ジャリ」って音が、ダニを吸い込んだ時の音です。

では、一旦、見てみましょう。

(布団の表1/4を掃除し終わったところで、一旦、掃除機を止める。そして、水容器の中を確認。)

金子: この、水の上に浮いている白いものが、ダニの死骸です。いっぱい取れてますねえ。どうですか?今まで、こういったお布団に寝ていたんですよ。どう思われます?

私 : ああ、いっぱい取れてますね。

金子: そうですね。それでは、続いてクリーニングしていきましょう。

(この後、1/4面が終わるたびに、一々確認。はっきりいって、うざい。)

第3部 セールス編

金子: かなり、汚れてましたね。見て下さい。水が、真っ黒になってます。白いダニも沢山浮いてますね。ダニの死骸により、大変な病気になる事はお分かりいただけたと思います。○○さん、このようなお布団に毎日寝ているんですよ。どう思われます?

私 : これまで、何とも無かったのだから、まあ別に良いんじゃないですか?

金子:

まあ、○○さんは一人暮らしだからそう思われるのかもしれませんね。家庭の健康や清潔をまかされている主婦の方だと、大変気にされるようです。「毎日、掃除しているのに、こんなにダニが!」って驚かれる方も多いですね。

それは、やはり掃除機があまり良くないものをお使いになってるからなんですね。

つづく

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