会見は13日、ジャカルタの高級ホテルで開かれ、ハッタ運輸相や日本の関係者らが出席。記者側は新聞社やテレビ局から約50人が出席した。JBICによると、会見の準備を担当した日系広告会社から「交通費を払うのが通例」などと説明され、記者に配布する資料の中に20万ルピア(約2700円)が入った封筒を入れた。インドネシアでは企業などの会見で「交通費」として少額の現金が配られることがあるが、地元紙記者によると、最近は授受を慎む傾向で現金を返した社もある。
MRT事業は、ジャカルタの交通渋滞解消を目指し、日本政府が約19億円を拠出して地下鉄と高架鉄道を結ぶもので14年の開業を目指す。