SPAMは、無駄な物・ジャンクな情報の事をあらわす、インターネット用語です。
SPAMは、大きく次の3つがあります。
宣伝メールを、不特定多数に送る物です。 メールアドレスの収集方法は、
等があります。 特徴としては、「突然のメールをすいません」と書かれている事が多いですが、最近は巧妙になってきていて「問い合わせありがとうございます」と書かれている事も多いです。 |
宣伝書き込みを、不特定多数の掲示板や NET NEWS に行う物です。 自分の webページの宣伝である事が多いです。または、「在宅ビジネス募集」。全然テーマが関係の無い場所に書く事はもちろんSPAMですが、「宣伝可」の場所においても、同じ内容を多数書き込む事は SPAMです。 |
ほとんど同じ内容の webサイトを、検索エンジンに多数登録する物です。同一人物が行っているとは限りませんが、同一の会社です。 これにより、競合他社のページへのアクセス手段を減らす事が可能です。 |
以上の様な行為は、意識している・していないに関わらず、重大なネットワーク破壊行為です。現在の、インターネットの転覆を狙う、「サイバー・テロリズム」と言っても良いでしょう。
なぜなら、SPAM を行うためのコストは非常に低いために、誰にでも行えるからです。宣伝したい人の全員が、同じような行動に出たら、インターネットが無意味な物になってしまう事は明らかです。既に、「検索エンジンスパム」は、一部のキーワードを使い物にならなくしています。
もしかすると、「SPAMが良くないのは、現在のインフラが未整備なためで、将来は問題なくなる。また、負荷を高めれば、その時期が早く訪れる」と主張する人がいるかもしれません。それはそれで正しい面もあるでしょう。しかし、実力行使を持って体制を変えようとするのは、まさに「テロリズム」の方法論です。また、インフラの整備は線形で向上していくのに対し、SPAMの量はべき乗で増加します。どんなに、インフラが整備されようと、SPAMが問題にならない事はありません。さらに、人間の持ちうるリソース(時間や金など)の量は有限ですから、無限のリソースを仮定しても意味の無い事です。
一番重要なのは、宣伝に乗らないと言う事です。いくら魅力的な宣伝に見えても、決して購入などの肯定行動を取っては行けません。肯定行動を行った時点で、テロリズムの支援者となってしまいます。
また、SPAMに対して直接抗議する事は、危険な事です。出来る限り、相手の使っているサーバーの管理者や、踏み台にされているサーバーの管理者に連絡をするようにしてください。
もしかすると、「SPAM も言論の自由だから、リソースを提供しているだけの第3者(サーバー、プロバイダ管理者)に抗議するのは良くない」と考える人もいるかもしれません。しかし、良く考えてみてください。現実世界においても、マシンガンを持ったテロリストに「銃を持つのは良くない」と抗議する人はいるでしょうか?状況によって、抗議先を変えるのは当然の事です。もしかすると、確信犯ではなく、モデルガンを持っているだけのテロリストもどきであるかもしれません。そういう場合は安全ですが、インターネットでは相手の姿は分かりません。不用意なアクセスは非常に危険です。危機意識を高めましょう。
例えば、アメリカでは留守電に「今、留守にしています」とは入れないそうです。必ず「今、用事で出られません」と入れるそうです。なぜなら、留守である情報を教える事により、空き巣狙いの可能性が高まるからです。SPAMでも同様です。メールスパムに対して返事を送る事は「このアドレスへのメールは見ています」と言う情報を教える事になってしまいます。インターネットは、アメリカ産なのですから、アメリカ的な危機意識を持ちましょう。
なお、SPAMと戦うには、以下のサイトが参考になります。
但し、なんでもかんでも第3者に抗議するのは、良くない事です。自由と言う物は何かと言う事を良く考え、適切な行動をとる事を心がけてください。
はじめにでも述べてあるように、このページでの悪徳商法は一般の定義とは異なります。簡単に言えば、「時間を無駄に費やさせる行為」を悪徳商法としています。「不快感を感じさせるような宣伝方法」と言っても良いかも知れません。つまり、「時は金なり」と言う訳です。
そういう意味で、SPAMは内容によらず悪徳商法となります。なぜなら、SPAMは、必要な情報を相対的に手に入れにくくさせ、情報の取捨選択に無駄な時間を費やさせることになるからです。